採用情報

遠藤板金は祖父が始めた会社です。その後を父が継ぎ、創業から数えるとかれこれ80年以上もの間、地域の皆様のお陰で続けてくることができました。私も小学生の頃から体を動かすのが好きな少年だったので、父の現場で材料を運んだり簡単な手伝いをしている中で父の背中を見て育ち、この仕事の遣り甲斐であったり大変な部分の多くを学びました。

経済系の専門学校に通っていた時に将来についてを真剣に考えた時、自然と父の背中が思い浮かび、自分を育ててくれた地域と人のため、今度は自分がお役に立ちたいという一心で建築系の大学へ進学しました。卒業後は父と付き合いのあった仙台の板金会社で修業させてもらうことになったのですが、3年ほど経過しそろそろ一人前かという時に東日本大震災が起きたんです。

震災の被害は甚大だったため、私は家業へ帰り父の後を継ぐ時期を遅らせててでも、復興作業に参加したいという想いで仙台に留まることとなりました。多くの瓦屋根が落ちてしまい、主に葺き替え工事などで日々の仕事量は想像を絶するものでした。しかし、そこで得た経験とお客様の笑顔は、とても貴重で大切なものを私に教えてくれました。

最終的に仙台での修業を1年延長し、2012年に父が代表を務める遠藤板金に入社しました。